2022年10月4日、滋賀県立野洲養護学校高等部に鍵盤ハーモニカ&打楽器コンサートに行ってきました。演奏者は、打楽器奏者の改發麻衣さんと野村萌さん、鍵盤ハーモニカとピアノ奏者の岸本早耶香さんです。午前中2公演で、高等部の生徒さんや先生方、およそ135名近い方々が参加されました。

「カルメン前奏曲」で幕開けしたコンサート、最初の曲から手拍子が聞こえてきました。
曲に合わせて身体で表現したり、歌っている人、マリンバのあたたかい響きに耳を傾けている人などもいました。
「アメリカンパトロール」では、スネアドラムとトムトムがみんなの間を練り歩いて演奏。思わず太鼓に触ってみる人も。参加コーナーでは、みんなでボディーパーカッションに挑戦。2拍子のリズムや三三七拍子が聞こえてきました。野洲養護学校のリクエスト曲では、歌っている人もたくさんいました。最後は情熱的なタンゴの音楽が!そこで「アンコール!アンコール!」の声がかかり、みんなが大好きな「パプリカ」を。たくさんの人が踊って、中には出演者側へ行って、みんなの前で堂々と踊ってくれたダンサーさんが4名も出現!大いに盛り上がったコンサートでした。

今回はマリンバ、カホン、スネアドラムやトムトムといった打楽器に、鍵盤ハーモニカが加わった編成でした。鍵盤ハーモニカ奏者の岸本さんは、2本持ちで器用に演奏したり、アンデスという笛に鍵盤がついたような楽器で、「ピタゴラスイッチ」のテーマを演奏したりして、いろんな音が聞こえてきました。
踊ったり、歌ったりするだけでなく、生徒さんたちはいろんな楽しみ方をされていました。拍子に合わせて先生がトントンと肩を叩いてリズムを感じたり、先生と向き合ってアイコンタクトをとりながら、にっこり音楽を聴いたりしていた人もいました。今回のコンサートを担当して下さった奥川先生)は、「幸せそうな生徒たちの姿を見て、私も嬉しくなりました。」と感想を寄せてくださいました。

お礼にと生徒さんから手作りのプレゼン
トを頂きました。木工班製作のペンと印鑑立て、窯業班制作の陶器の小皿、紙漉き班制作の牛乳パックをつかった手すき和紙のメッセージカード、どれもとても丁寧に作られた力作で、さっそく研究室に飾ったり、使ったりしています。ありがとうございました。
野洲養護学校を皮切りに、今年は県内4校の特別支援学校に「鍵盤ハーモニカ&打楽器コンサート」に伺います。生徒さんの音楽を楽しむ姿や表情にたくさん出会えると思うと、今からとても楽しみです。
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