top of page

盲学校でさわる和楽器コンサート

更新日:2月29日

2024年2月15日、滋賀県立盲学校で「さわる和楽器コンサート」を実施しました。

この催しは文化庁の「令和5年度障害者等による文化芸術活動推進事業」の委託を受けて、おとさぽが企画・実施したものです。

盲学校の音楽の先生から、子どもたちにぜひ和楽器に触れる機会をとのリクエストを頂き、オーダーメイドで制作したアウトリーチプログラムです。



出演者は箏演奏家の麻植美弥子氏と麻植理恵子氏、尺八演奏家の小林鈴純氏で、ほかに箏のワークショップ講師3名加わり、子どもたちとマンツーマンで交流しながら、和楽器に親しむ機会を提供しました。箏演奏家の麻植美弥子氏、盲学校の音楽の向先生、おとさぽセンター長の林で企画と打ち合わせに約半年をかけ、盲学校のそれぞれの子どもたちに寄り添いながら和楽器に十分に親しんでもらうにはどうしたらよいか、その方法や内容を議論してプログラムを制作しました。



まずはわらべうた「かごめかごめ」をオープニングとして鑑賞し、それから箏をさわってみる体験をしました。その際に、演奏家が弾いている箏の下に寝転んで、音のシャワーを浴びたり、楽器の本体に触って楽器の振動や音の響きを感じたりしました。「こうして(箏の下に寝転んで)聴いてみたことは思い出に残ると思う」と発言していた生徒もいました。その後は、宮城道雄作曲の名曲「春の海」を中心に据え、そのショートバージョンを鑑賞したり、子どもたちも自分たちの「春の海」を創作し、最後に演奏家と一緒に「春の海」を合奏しました。



事後に頂いた点字の感想文では、「わたしがいちばん楽しかったのは、箏にさわったことです。さわったことがなかったからです。『さくら』の曲をひきたかったけど、音がたりませんでした。お箏の先生がさくらをひけるように、お箏をなおしてくれて、『さくら』をひくことができました。とてもうれしかったです」といったエピソードや、「17弦の音は低くてギターみたいな音でした。お箏の下にもぐって聴いた音は機械のエフェクトみたいな音でした」など、盲学校の子どもたちの音や音楽への鋭い感性がよく表現されていました。


午前は高等部5名、午後は幼稚部・小学部8名の参加でしたが、子どもたちは表情豊かに和楽器の世界を楽しみ、表現していました。子どもたち、学校の先生方、演奏家、見学に来られていた方、おとさぽスタッフなど、音楽を真ん中に皆が楽しい時間を過ごすことができた貴重な機会となりました。




【滋賀大学HP】 「おとさぽが滋賀県立盲学校で『さわる和楽器コンサート』を実施」


【滋賀大学HP】 「おとさぽの滋賀県立盲学校での取り組みがNHKで放送」


【滋賀大学】SHIGADAI Challenge#01 ~おとさぽの取り組み~




最新記事

すべて表示

おとさぽが文化庁の「令和6年度障害者等による文化芸術活動推進事業」に採択

おとさぽが、文化庁の「令和6年度障害者等による文化芸術活動推進事業」に採択されました。この事業は、障害者等による文化芸術活動や社会包摂に資する文化芸術活動を拡充し、障害の有無等にかかわらず、文化芸術活動を通じた個性と能力の発揮及び社会参加の促進、多様な価値観の形成と包摂的環境の推進を図ることにより、心豊かで多様性のある共生社会の実現を目指すことを目的としています。おとさぽは、昨年度に続いて2度目の

コメント


bottom of page