今年度から、教職大学院に「障害児の音楽活動と支援」という授業が新設されました。その授業では、障害のある子どもとどのように音楽でコミュニケーションするかについての講義やワークショップの他、おとさぽのアウトリーチコンサートなどの活動の場にも参加して頂けるというプログラムになっています。
8月26日にまずは、音楽棟演奏室で初回の授業がありました。ゲストスピーカーとして、おとさぽ専任教員で音楽療法士の山本知香先生にお話&ワークショップをお願いしました。教職大学院の学生さんの他、特別支援専攻科に所属する現職の先生も聴講に来られ、合わせて13名が熱心に参加していました。
音楽って人によってとらえ方がちがうよね?というところから始まって、表現して大丈夫という空気をつくる、自分も当事者として活動に入る、子どもに音楽を合わせることを、ワークショップ形式で体験していきました。後半は音楽棟1階のセッションルームに移動して、実際に楽器を鳴らしたり、体を動かしたりしながら、音楽療法のエッセンスを活かした音楽活動にトライしました。
受講生はみなさん熱心に参加され、最後に紹介された音楽療法の楽譜集を見たり、山本先生に質問したりする姿が見られました。
この授業の他に、今年度から学部の「ダイバーシティ教育専門科目群」履修プログラムも始まり、おとさぽの活動が「活動(体験)」として認定できる制度ができ、学部や教職大学院の授業と連携して、学生が正課でおとさぽの活動に参加して学ぶことができるようになりました。おとさぽの活動と学びの循環が多様性の理解につながっていくといいなと思います。
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