2024年3月9日、京都新聞「湖国リポート」におとさぽ3年間の歩みが掲載されました。12月から3カ月間にわたる丁寧な取材で、掲載されている以外のイベントにも足しげく取材に来て下さり、完成した記事です。主に、おとさぽ音楽療法の現場と、アウトリーチの現場について、実践の様子が書かれています。「音楽でいい表情になり、生きていてよかったと思える幸せな瞬間をつくりたい」というおとさぽのエッセンスで記事は締めくくられています。この3年間、実は私たちも参加者のみなさまからたくさんの幸せを頂いています。
思えば、2021年6月、オープニングコンサートの前に京都新聞が取材に来て下さり、「滋賀大おとさぽ始動」という記事を書いて下さいました。びわ湖ホールに特別支援学校・学級の生徒さんら500人をお招きするオープニングコンサートを前に必死だったので、その先のおとさぽがどうなるのかなんて考える余裕もない状況でした。その後話し合いながら、白紙の状態からおとさぽを作り上げていきました。大変でしたが、みなさんに喜んで頂けるセンターにしたいと、常にできる限りの努力と工夫を細部にわたって積み重ねてきたつもりです。
3年経って、こんなにいい感じのセンターになるなんて、思ってもみませんでした。なので、何だかとっても嬉しいです。新聞にも書かれているように、ようやく「センターの全体像が固まってきたところ」だと思っています。あと2年くらいすると、しっかりとしたセンターが出来上がっているのかもしれません。
スタッフも増え、参加して下さった方も今年度は3200名を超えましたが、一番大切なのは、音楽でひとり一人の心に寄り添うことだと思っています。これからもスタッフみんなでがんばっていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。
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